- ボードのセッティングってよくわからない
- 角度を変えたけど、正解がわからない
- カービング向けにセッティングしたい
よくわからないと「興味があっても選ぶことを諦めてしまう」と思います。
特に「試乗もしたことないと選べない」という意見もあります。
そこでこの記事は
「ボードのセッティングに迷う方におすすめのセッティング」を紹介します。
この記事の紹介する私は、
- 10年以上のスノーボード キャリア
- パーク、カービング、パウダー滑走熟練
- 過去10本以上様々なボードを乗り込んできた
私は10年以上スノーボードをしてきまして、これからスノーボードを楽しむ初心者、
行き詰まった中級者以上に向けてブログを書いてます。
道具選びで失敗したりそこから得た経験で友人も
喜んでくれたことからブログ運営をしてます。
セッティングの目的
結論です。
ボードの操作性とエッジングを向上させること
ボード操作性とは
「自分の思い通りにボードを動かせる」ことです。
エッジングとは
「雪面にボードのエッジを噛ませる」ことです。
エッジとはここです。
レベルUPしていくと、どのボード操作において
エッジを使わないことはほぼないです。
ゆえに、エッジ操作を自分の思い通りにし、
ターン、グラトリ、パークすべてのボード操作を
容易にするのがセッティングと思ってください。
セッティングの詳細
セッティングを具体的に説明します。
セッティングの項目
- アングル:ビンディングの角度調整
- スタンス:ビンディング間の距離調整
- ハイバック角度:足が窮屈ないよう調整
角度(アングル)
アングルのセッティングは大きく2つの
調整しかありません。
- 角度を+側に大きくする:足を開く
- 角度をー側に大きくする:足を閉じる
前足、後足それぞれ角度のセッティングで得られる
効果が異なります。
以下にまとめましたので、アングルの効果を
みてください。
アングルセッティングの効果
項目 | 前足 | 後ろ足 |
---|---|---|
角度 | 前足の角度 | 後ろ足の角度 |
足を開く効果 | ヒールサイドターン | スイッチラン |
足を閉じる効果 | ヒールサイドターン トゥーサイドターン | スイッチラン ターン安定性 |
ちなみにですが、スイッチランとは
「前足と後ろ足を入れ替え、通常側と反対で滑ること」です。
左足前で通常滑走している
→右足前に切り替えて滑走する
ということで前足側のアングルを開く、閉じるで
得られる効果をまとめます。
- かかと側のターンしやすい
- フロントサイド側スピンやりやすい
- 体が正面に向きやすくなる
- つまさき側のエッジにかける力が鈍る
- バックサイド側スピンやりにくい
- 慣れないと膝が痛くなる
次にスタンスについて説明します。
スタンス
以上です。
前記のアングルよりも好みで良いところです。
自分で試して調整するを繰り返すことをおすすめします。
ハイバック角度
俗に「ハイバックローテーション」といいます。
解説します。
買った状態のままボードに取り付けた場合とハイバック角度を
調整する前後を示します。
ボードのエッジに対して並行にハイバックの角度を
調整することがハイバックローテーションです。
以下にメリット、デメリットを説明します。
- 窮屈感が軽減する
- 足の左右の動きを妨げない
- ヒールターンがやりやすい
フリースタイル、パウダースノー時が効果的です。
デメリットです。
- ヒールターンの初動反応が鈍る
- カービングでハイバックに頼れない
カービングで反応よくターンがしたい時は
角度をつけすぎるとデメリットになります。
概要は以上です。次にセッティングの決め方を
説明します。
セッティングの決め方
決め方は以下の3つの観点でセッティングを決めます。
- ボード用途:カービング、パウダー用等
- 滑りのスタイル:グラトリ、パーク、カービング
- 滑走レベル:ターン初心者〜上級者
それぞれに向くセッティングがあります。
おすすめのセッティング紹介
具体的にセッティング例を紹介します。
ただ、これが絶対ではなくあくまで目安に
していただけると幸いです。
セッティングまとめ | アングル:前足 | アングル:後足 | スタンス |
---|---|---|---|
カービング | 27〜33度 | 6〜27度 | 56〜58cm |
グラトリ | 6〜12度 | ー9〜0度 | 52〜54cm |
パーク | 18〜9度 | −12〜−3度 | 53〜56cm |
パウダー | 〜33度 | 〜27度 | 53〜58cm |
次に上記を細かく紹介していきます。
カービング向けセッティング
カービングに特化したセッティングをまとめました。以下の通りです。
基本的にカービングに特化するとアングルは
前足、後足ともに+側の進行方向に振ったセッティングです。
カービング向け | アングル:前足 | アングル:後足 | スタンス |
---|---|---|---|
男性!BC-STREAMユーザー OGASAKAユーザー | 27〜33度 | 15〜24度 | 56〜58cm |
女性!OGASAKAユーザー | 21〜30度 | 12〜21度 | 46〜56cm |
滑りの参考を以下に載せますので
「こんな滑りをしたい!」って方は動画と
セッティングを合わせて参考にしてください。
グラトリ向けセッティング
グラウンドトリックに特化したセッティングをまとめました。以下の通りです。
基本的にグラウンドトリック等の
フリースタイルのアングルは
前足は+側、後足はー側の進行方向に振った
セッティングです。
グラウンド トリック向け | アングル:前足 | アングル:後足 | スタンス |
---|---|---|---|
男性!ユーザー | 9〜12度 | −6〜ー12度 | 52〜54cm |
女性!ユーザー | 9〜12度 | −6〜ー12度 | 46〜50cm |
滑りの参考を以下に載せますので
「こんな滑りをしたい!」って方は動画と
セッティングを合わせて参考にしてください。
フリースタイル向けセッティング
パーク、フリースタイルに特化したセッティングをまとめました。
以下の通りです。
基本的にグラウンドトリックと同様、
フリースタイルのアングルは
前足は+側、後足はー側の進行方向に振ったセッティングです。
フリー スタイル向け | アングル:前足 | アングル:後足 | スタンス |
---|---|---|---|
男性!ユーザー | 12〜18度 | −6〜ー12度 | 52〜56m |
女性!ユーザー | 9〜15度 | −6〜ー12度 | 46〜50cm |
滑りの参考を以下に載せますので
「こんな滑りをした!」って方は動画と
セッティングを合わせて参考にしてください。
パウダー向けセッティング
滑りやすいセッティングをまとめました。
以下の通りです。
ターンがしやすくスイッチランも考慮したセッティングですので、
前足は+側、後足は+orー側の進行方向に
振ったセッティングです。
パウダー向け | アングル:前足 | アングル:後足 | スタンス |
---|---|---|---|
男性!ユーザー | 24〜33度 | −6〜6度 | 53〜56cm |
女性!ユーザー | 18〜24度 | −6〜6度 | 46〜52cm |
滑りの参考を以下に載せますので
「こんな滑りをした!」って方は動画と
セッティングを合わせて参考にしてください。
以上です。
最後に
いかがだったでしょうか?
スノーボード のセッティングは自分が滑りたい
滑りをしている人を参考に試して変えての繰り返しです。
自分で滑りやすいセッティングを見つけて
楽しいスノーボード ライフを送ってください。
最後にまとめです。
- 窮屈にならないセッティングをする
- 自分の滑りたい滑り方の人を参考にする
- 試して、セッティングしてを繰り返す
セッティング まとめ | アングル:前足 | アングル:後足 | スタンス |
---|---|---|---|
カービング | 27〜33度 | 6〜27度 | 56〜58cm |
グラトリ | 6〜12度 | ー9〜0度 | 52〜54cm |
パーク | 18〜9度 | −12〜−3度 | 53〜56cm |
パウダー | 〜33度 | 〜27度 | 53〜58cm |
以上です。
ここまで見て頂きましてありがとうございます。
またお願いいたします。
以下も気になったら見てみてください。
パウダーボードの選び方
ビンディングの選び方
ブーツの選び方